
最初はノリで買ったんです。このDVD。だってパケの写真が、日本刀を構える体格のいい黒人さんだったんですよ?もう「ナニコレ」ってカンジです。
原題は"The Way of SAMURAI"。主人公(フォレスト・ウィテカー)はゴースト・ドッグのコードネームで暗殺屋をしていて、いつも「葉隠」を読んでます。「葉隠」っていうと武士道がなんたるかを山本常朝が語ったのをまとめた本です(ちょっと違うけど…)。「武士道と云ふは死ぬ事と見付けたり」という文言は誰でも聞いたことがあるのではナイカトオモイマス。
もうここまで書いたらネタにしかならないような映画ですが、実はかなり大真面目なお話です。
サムライとか武士道を捻じ曲げて作られたものではなく、この映画にあるのはゴースト・ドッグの恩人に対する忠義心とそれゆえの苦悩です。「葉隠」でいう武士の心得とは藩主との主従関係にあり、それを外国人監督ジム・ジャームッシュが見事に表現しているのです。
更に、この映画を魅力的にしているのはゴースト・ドッグの周りに集まる人たちとの関係です。言葉が通じない友達とか、ゴースト・ドッグに「羅生門」の本をもらう少女とか。もちろんゴースト・ドッグの恩人であるマフィアのおじさんとの関係も奇妙なもので面白いのです。
賛否両論ある映画ですが、自分が思うに多分一回観ただけでは魅力が分からない映画なんじゃないかと。何回でも観る度に違う印象を与えてくれるので、一度観てダメだと思っても時間をおいてまた観てみることをオススメします。
ゴースト・ドッグ
主演:フォレスト・ウィテカー ヘンリー・シルヴァ 他
《2号的見所》
ゴースト・ドッグと友人レイモンとの会話。
レイモンはフランス語しか話せないハイチ人。しかもアイスクリーム屋。
ゴースト・ドッグとは話す言葉が違うけど、意思の疎通がちゃんと出来てて面白いのです。









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